2014年10月1日。
こたろうの四十九日。
誰が決めたか、
世間的には区切りの日。
特になにをするわけでもないけれど、
朝イチにメールがあって、
昼前にはCがやってきた。
こたろうに海老せんべいを置いて
昼過ぎには帰っていった。
行き違いであるじ母もやってきて、
買い物袋を下ろして、お線香をあげて、
昼食づくりをはじめた。
本日のこたメシはタンメン。
召し上がり。
こたろうは今どうなっているのか。
この世を終えた途端に“無”になるのか、
どこか別のところに行くのか、
違う命として生きるのか、
あたしにはわからない。
誰になんと言われようとも
あたしには一生わからないことだ。
だけど、どれでもいいや。
わからない世界のことは
わからないままにしておこう。
とにかくあたしらは
この世に確かに存在した
あのこたろうを想って
まだまだじわじわ泣いとこう。
こたろうの歯形つきシャツ。へへ。