実家でもこたろうのお水には
ふれあちゃん。わろてる。
14日こたろうの逝った時刻に
家族みんなで寝間着姿のまま
お線香を焚いた。
芝が朝露できらんきらんの時刻。
こたろうが朝早くから庭に出て
あちこち足跡つけながら
歩きまわっている時刻。
お線香の煙がするすると
庭に向かって出てゆくのを
みんなでぼんやり眺めた。
今年もあるじ父の庭は
相変わらずふっかふか。
こたろうももう少し
遊んでいけばよかったのに。
あたしはこたろうの粗相の残骸に
涙は出ないよ。瓶詰めにもしない。
なんとなしにめくったマットの下から
シミ付きのキッチンペーパーを見つけて嗅いで、
あ、やっぱりこたろうだ。って思って、
もう1回嗅いで、納得して、さようなら。
こたろうのごはんもドリンクも赤シャツも
こた♂ろぐに一番よく写ってた赤い首輪も
こむこた保育園用のY字リードも
10日もしないうちに里子に出した。
確かに頭頂部とか耳とか口とか肉球とか
あ”ーこた臭嗅ぎてーなぁーって思うけど、
それはもう叶わないわけだから、
ここに居ない本人より
大事にとっておきたいものはない。
あたしが大切だったのは「こたろう」。
実家用のこたろうの泡フォームは
持ち帰ってきたけどね。
家シャン派の誰かに使ってもらおう。
あたしはあれから1度
BIOを買ってみたんだけど、
なかなか食べることができずにいて、
昨日、賞味期限が切れた。
一昨日まで一緒だったのに、
今日またこむぎが来てくれた。
あるじ姉が食べ終えたBIOのカップを
こたろうのところに置いて帰って行った。