はむり顔。

ノーリードになって掴みどころがなくても
目薬もフーリーもモフモフもわしゃわしゃも
どうにか受け入れられるようになった凪。

でも遠慮なく近づくあるじと対峙するには
まだイチイチ心の準備が必要なようで、
明らかに構えているし、逃げ出さずに
立ち止まっておくことに毎回躊躇してる。

んー？なぁーにー？ではなく、
なになになに今回はなにっ！？って感じだ。

おそるおそる足を止めるその様は
受け入れというより諦めなのかも知れない。

そんな頑張る凪に、
我が家的には珍しい類いの褒美。

楽しんでる楽しんでる。

人選ばずに誰の前でも
こういう顔ができたらなー。

病院でケアしてもらってから
まだひと月しか経っていないけど、
もう指毛はボサボサ、爪は伸び放題。

やっぱり散歩しないと
ニョキニョキ成長しちゃうねー。

残るは手首足首から先だけ。
ケアするにも散歩行くにも
寝室連れて行くにもそこが肝。

最近よくベランダに出てるから、
本来ピンクの足裏が真っ黒け。

早く最後の結界解いて洗わせておくれー。

だけどほら、歯みがき出来てないし、
贅沢にもトロミ系の副食混ぜてるわりに
歯はきれいじゃない？今のところ。

マウスクリーナー水もよく飲んでくれるし、
そもそも身体の大きい子は歯の形状とか
唾液量とか色々違って、洗浄能力高そう。

こたろうほど心配し過ぎることないのかな。

こんな嬉しそうな顔して、
大事そうに抱えていた
香り付き噛み系のおもちゃ。

10分もせずに飽きた。

あっそ。

まぁお世辞にも身体に良さそうな
モノとは思えないし、
むしろそれでいいんだけどね。

あ、それはそうと。
楽勝だと思っていたボルバキア治療の薬。
目薬よりこっちの方がだいぶ問題だった。

なにやら相当まずいらしくて、
ちみこい粒なのにしっかりバッチリ
残しやがんの。ささみあんかけで
ごまかそうとしてもぺぺってする。

最終的には強引に口奥に突っ込んで
ごっくんするまでアゴ上げておいたけど、
ただ単にごはんに放り込んでおくだけでは
ダメっぽくて、工夫が必要。

今のところキャンディーチーズに
埋め込んで食べてもらってるけど、
このままずっと騙され続けてくれるかな？

嫌がるとわかっているものを
「嫌だろうけど頼む」と差し出しても
その思惑って伝わっちゃうから、
チーズ旨い！なになにおまえも欲しいって？
「そかそか、しゃーない分けたろかいな」
というテイでやってる。楽しくシェア的な。

今のところ疑われていない。
でもきっとそのうち気づくよね。

そもそもこの治療、
イベルメクチン系の薬を使えない凪にとって、
併用で本当に効果が出るかは怪しいんだ。

ま、凪に害があるものではないそうだから、
深く考えずにこつこつやってこ。

凪の100％家庭犬に向けてがんばります。

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