凪の傷。

凪の傷。

今朝の凪のうんちょすは
拍子抜けするくらい普通だった。

顕微鏡で見たのは卵だったけれど、
きっと元気な親玉が出てきやがるのだと
構えていたのに、だいぶ肩すかし。
まぁいいや。明日も構えよう。

術後3日目にして、凪の足さばきの
復活具合はまだ8割程度。
これは傷口と共に治っていくだろう。

凪

そんなことより問題は精神状態。

昨日の更新の雰囲気なんか完全に
フィクションだと言ってもいい。

実際の凪は今、あんな空気感を
発してはいない。

とは言え、凪は元々顔のつくりが
優しいから、見た目ではなかなか
真実を伝えづらいんだけど。

凪

今回の通院・手術・身体の不自由は
凪に相当なダメージを与えたようで、
極度にものすごく超これでもかと
おびえている。

せっかくキッチンについて来れたり、
ドアップでおこぼれを要求できたり、
おケツを向けてまどろめるまでに
なってきてたのに…。

今は人馴れ度ゼロ。いやマイナス。
あるじの箸にも歯ブラシにも、
もう一切寄りつこうとはしない。

現在の凪の不安と恐怖と警戒心は
初日の状態をはるかに上回っている。

凪

眠る度にうなされているし、
昨日なんか、うたた寝していた凪が
突然ヒャーーーーっ!!と奇声を発して
のたうち回るように起き上がったと思ったら、
ほぼ「錯乱状態」で部屋中を駆け回った。
もつれる足でこけながらこけながら。

ここで慌てたら助長すると思って、
凪が蹴散らしたウォーターボウルを
黙々と片付けていたら、次第に落ち着いた。

どんな悪夢を見ていたのか。
どんな恐怖を知っているのか。
どんな生き方でここまできたのか。

マジ泣けます。

凪

そこに無理矢理の手術という
更なるトラウマが追加されて、
凪はもう不信感でいっぱい。

緊張で1日中生あくびばかりしてる。

早くリードも外してやりたいし、
脚に絡んだエリカラの紐も
取ってやりたいんだけど、
今の凪は全身で全力で
ヤメテヤメテヤメテーーーーー!!!!

あるじに心など1ミリも許していない。

凪

待ちます。
もういつまでも待ちます。

どれほどかけて蓄積された傷なのか
深さも状態も全くわからないけれど、
これはたぶんきっとかなりです。

そんな病んだ子だからこそ、
凪にはうちに来てもらって
よかったって思う。

楽しいワンコライフなどどうだっていい。
うちでゆっくりリハビリしたらいい。

 

凪の一刻も早い「心の健康」を願ってポチを。

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