光見えたか。

光見えたか。

2017年11月にアジソン病をくらって以降、
うちには置き水がない。

常にウォーターボウルは空にしてある。

凪が目の前の水をすべて飲み干すまで
止められないという不思議症状に
見舞われているから。

その原因がホルモンバランスの乱れでも
薬の副作用でもないらしくとても困る。

1年以上、毎日2・3時間おきに
少量ずつの補水タイムを設ける暮らしを
続けているのだけど、その間いくどとなく
置き水チャレンジは行っている。

100mlでも300mlでも500mlでも、
あるだけイッキに飲み干しては
その後ケッポケポに吐く。吐き倒す。

そして、体調を崩して断念。の繰り返し。

 

なぎろぐ

昨日はここにコップの水を置いてみた。
今年初の挑戦。

案の定凪が病的な勢いでがぶ飲みしたので、
「え!?それいいんだっけ?それ凪のだっけ?」
と普段よりボリューム上げて声をかけたら、

凪が我に返ったようにハッとして
ボタボタボタボタボターーーっと
口から水をこぼしながらではあったけど、
素直にこちらを向くことができた。

おお!耳に入った!声届いた!
これはいける!かも!

 

なぎろぐ

ということで、これは今朝の写真。

昨日から一晩中置いたままにしたけど、
飲まれた形跡はなし。

凪はあたしのごはんや飲み物は
届くところにあっても
決して手を(口を)つけない。

このコップは凪のではないね。と
一度言いつけただけで、
ちゃんと守れているようだ。

 

なぎろぐ

そこで今日はこれを凪の水飲み場に移動。

凪は何度も飲もうか飲むまいかと
ジダジダジダジダ近々で足踏みをして
あーもうあーもうと葛藤していた。

 

なぎろぐ 凪

自分と戦っている凪。

たしかに凪の場所にあるけど
それは凪のコップじゃないね?

と念を押してしつこく伝え続けたら、
次第に落ち着けつけるようになってきた。

 

なぎろぐ

よし。ここで本編再挑戦。

凪のウォターボウルに水を張って、
飲んではダメと言われたポイントに
置いて様子を見る。

 

なぎろぐ 凪

凪子、超絶困惑。

あれは飲んでいいんだっけ?
自分のボウルに見えるけどダメだっけ?
どうだっけどうだっけどうなんだっけー?

 

なぎろぐ 凪

もう飲みたくて飲みたくて飲みたくて
じっとしていられないもんだから
歩く歩く歩く歩く歩く歩く歩く。

お水にオテは不要なのに、
相当テンパっているようで
何度も強めのドスオテを繰り出す。

オテしながらぷもぷも泣く。
眉毛八の字にして。

すごく戦っている。

 

なぎろぐ 凪

なだめてなだめてなだめまくって
どうにか時間を費やすことに成功。

騙され続けていた水中毒な脳が
ようやく正常な判断を
するようになってきたっぽい。

これはまだボウルを見つめて
恨めしい顔をしている状態だけども。

 

なぎろぐ 凪

それでも夕方頃にはだいぶ
自分のペースを取り戻せてきたみたい。

 

これまではあたしの声が全然耳に入らず、
強制的に器を取り上げられてばかりの
置き水チャレンジだったけど、
NEO凪2019のNEOっぷりはホンモノかも。

 

お水に取り憑かれていた暗黒期が
もしやこれで本当に終われるかもしれない。

もう一息がんばる。がんばるるるー。