山羊さんが顔を上げてくれました。

うちのワンズが大声で挨拶をしまくるので
上げざるを得なかったとも言いましょう。

しっかし素敵です。
んっとにもうです。

足元では人間以外の誰にでも
吠え倒すこむぎと、なんかつられて
とにかく吠え散らかしているこたろう。

車道沿いで民家とも距離があるので
ふたりの大音量をほったらかして
しばし観察していると‥‥

なんと言うことでしょう。

近いです。

どうも山羊さんにとっては
こむぎの甲高いキャンキャンよりも
こたろうのやや低音のワンワンの方が
お気に召さないらしいです。

ズンズンとこたろうのところへ
寄って来（てくれ）ました。

山羊さんは確実に威嚇をしにいらしてるので
本来喜ぶべきところではないのですが、
こたろうもあるじもこの距離感に大興奮で
それはもうキャッキャしております。

きゃー、ほんとに黒目が横長だぁ♪

山羊さんは鼻を鳴らしながら
右にブンっ、左にブブンっと首を振って

小物無勢がうっさいんじゃ。
退けっ。
行けっ。
散れっ。
去ねっ。。

と、何度も何度も追い払おうとしますが、
こたろうさんまるで動じず。

むしろそのしぐさを好意的に捉えて
一層離れがたくなっています。

吠え続けるこたろうは確かにうるさいですが、
そのおかげで山羊さんを
こんな間近で見れてうれしいです。

しつけが出来ていない失態も
時にアリです。

ごめんね。山羊さん。
無神経なあたしらで。

ありがと。山羊さん。
すごくいい思い出できました。

またね。山羊さん。
次もきっと会いたいです。

お邪魔しました。
ではさよーなら。

ようやく山羊さんから目を離して振り返ると
みんなが若干呆れたような
待ちくたびれたような顔で
足を止めていてくれた。

あ、すんませんすんません。
お待たせしました。
参りましょう参りましょう。

あるじ姪とこたろうのにけつ（？）も再開です。

ようやく目的地に到着。
河原好きのあるじの要望で土手歩きです。

自由にしていると
距離を確認する回数が増える2ワン。

こむこたにそうやって振り返られると
大人達はえへへへとニヤけます。

ちゃんと居りますよー♪

ここまで歩いてきたのはたぶん3回目。

1回目はまだこむぎが生まれていなくて
犬好きのあるじ姉が
こたろうの散歩コースとして
選んでくれたんだと思う。

2回目はいつだったか？
数年前になるのかな。

夕方の散歩で「こたろうくん」
というプードルと遊んだ。

大きな川じゃないし、景
色がどーだということもないんだけど、
なんだか歩きやすくて
とても好きなんだよね、ココ。

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