診断。

しばらく待合室で待っていると、
ひと通りチェックが終わったので
ご説明しますと処置室に呼ばれた。

意識のないこたろうがトロンと台の上で
転がっていて、脈や血圧をみるのだろうか、
ケーブルがちょこんとつながっている。

だらしなく舌を野放しにしているお口を
カパンと開いて、ここがここがと1本ずつ
状況と処置の必要性を説明してもらった。

こたろうの場合は歯そのものというより、
土台の方(歯肉)が想像以上にダメになっていた。

特に上アゴの内側(舌側)からの浸食が激しく、
たぶんどこかで鼻とつながってしまって
今のぐずぐずな状態に陥っている可能性が高いって。

歯肉の中の痛んだ部分を根こそぎ取り去って、
穴が開いてたらもちろんそこを塞いで、
痩せこけてむき出しになったところは
お肉を引っ張ってきて縫い合わせて
しっかりしまってあげないといけないらしい。

つまりそこにある歯をまず外さないと始まらない話だ。

だからと言って予防的にあっちもこっちも
抜いてしまうような提案ではなく、
残せる歯は極力残存させてくれる方向。

いきなり「こりゃあ抜かなきゃダメだな」と言われるだけでは
どうにも受け入れられなかった「抜歯」というワードが、
今回の丁寧な診療と説明でスッと入ってきた感じ。

できればこれ以上歯を失いたくない。
そう思ってだましだまし過ごしてきたけど、
現実を知るとその優先順位は低かった。

歯はなくても食事や日常生活はできる。
そのくらいの知識はもちろんあった。

だけど歯がなくなったら
「段ボールファイトできなくなる」
「ボールくわえられ(鳴らせ)なくなる」
「少ない楽しみがさらに減る」などと考えていた。

特にこたろうはPRA(進行性網膜萎縮)もあるから
長生きしたらいずれ眼も完全に見えなくなるだろうし、
これまで楽しんできたものをあれもこれもと
取り上げてしまうような選択をしてよいものかと。

だけど、今苦しんでいるこたろうの姿を見て
自分なりに考えて、これまでの思い込みを捨てて、
あれこれ天秤にかけたてみたら簡単に答え出た。

あるじの希望とかどうでもよかった。

なによりこたろうの今日の痛みをとってやること、
明日のリスクを減らしてやることが自分の役目。
そうだったそうだった。

歯が全くない子に噛まれてもけっこう痛いです。
ワンちゃんは歯茎だけでもかなりのことやります。
最後に先生が言ったひと言。

ははは、なぐさめられたー。

こたろうは好きなことには異常なガッツ見せるから
本数が減ってもそれなりにやるんだろうな。

今は痛くてなんにもくわえる気になれないみたいだけど。

得意中の得意だったおもちゃの横取りもしなくなったので、
「あら?こたちゃん今日はいいの?」なんて言われてる。

河原仲間さんのなでこなでこにも顔を触られたくなくて、
「プイっ」となっちゃう。←なのにおやつの群がりにはダイブ。

朝晩のごはんも「イテっ」とか「うっ」とか
小さな悲鳴をあげながら食べてる。
でも手は(口は)一切止めない。さすが。

たとえ歯っ欠けすきっ歯の情けない顔になっても
舌をしまい忘れるゆるんだおじーちゃんになっても
こたろうはこたろう。

変化するこたろうに進化した楽しみを見つけてやろう。
と開き直ることに決めた。

でも、こたろうにとっては完全にとばっちり。

体質がおおいに影響するとは言ってもらったけれど、
幼少の頃からレベルの高い歯ブラシ習慣を
つけてやれなかったのはやっぱり飼い主の責任。

こたろうはなんにも悪いくないのに、
与えられるものをただしっかり食べて、
ちょっと歯磨きシートを嫌がって、
すごく歯ブラシを嫌がっただけなのに、
こんな思いをすることになるなんて。

こたろうには本当に申し訳ないことをした。

いろいろご意見あるかと思いますが、
それぞれの家族がそれぞれの愛犬のために
それぞれの選択を最善としてゆくのだと思います。

あるじは過去を悔いて反省もしつつ、
こたろうの苦痛のない今後のために
そういう選択をすることになりそうです。

また報告します。

それではみなさま、よい7月をー。

こた♂ろぐはふたつのランキングに参加しています。
読んだよ。とポチにてお知らせいただけると喜びます。

 にほんブログ村|犬ブログ|ミニチュアダックスフンドのイラストバナー 人気ブログランキング|犬|ミニチュアダックスフンドのイラストバナー

コメントはあるじ承認後に公開(ご希望があれば非公開)となります。
コメントのお返しはお休みさせていただいています。
それでも励ましコメントくださる方、好きです。
 

12件のコメント

  1. こたろうさん、あるじさん、こんばんは。
    診断のお話、今回の先生による丁寧な説明や治療方針で、あるじさんの
    頭の中や心の中が、すごく整理されたんやなぁ、って伝わった気がします。
    こたさんは、段ボに変わらず興味津々で。今は開けたりボコボコにできひんでも、
    治ったらまたベリベリのボッコボコやもんね♪ おやつの時だけじゃなく、
    おもちゃの横取りもその時は完全復活やんな~♪
    こたさんとあるじさんにとって、そういう素晴らしい7月になるよう願ってます。
    こたさん、ちくわんさんが、少しでも早く元気回復して思いっきり好きなことを
    楽しめますように!(念!!)

  2. こたちゃんは ちゃんととあるじさんがお口の手入れされてたのにね 残念です
    レオンは 小さい時のトラウマから 絶対口を開けさせ無い 見られるのが嫌
    なので 9年も放置 歯垢取ったら穴が開いてた
    それも 結構深いらしい
    もっと早くに 歯垢取るOP してやればよかったと後悔しています
    レオンは小さい時から 硬い物が苦手で ガムなどは 1cm大に 切ってくれと言う
    これも 歯茎のせいだったのかと思ったりして
    今のこたちゃんは 将来のレオンかもしれない
    大変な手術になることは間違いない
    歯科専門医に掛かる事になるのかなぁ
    しばらく ご飯も食べれない?
    麻酔の後は食べれないよね
    食べることが楽しみなわんこに 食べさせてあげれないの 辛いよね
    触られるのも痛いんだね
    あるじさんの判断は 正しいと思う
    まずは 体を 元気にしてあげて できる楽しみ見つけてあげたらいいんだ
    他にも楽しみはあるとおもう
    先ずは痛くない生活 それが一番 おいしく ご飯食べられることだね
    がんばれ こたちゃん 負けないでね

  3. 何をしてあげたらいいのか本当に悩みますよね。悩んで、悩んで出した答えにもう一度悩んで・・・。
    きっとこたさんもそんなあるじさんの気持ちを痛いほど感じていますよ。
    大丈夫、あるじさん。心底考えて出した答えですもの。
    早く痛みが治まってよくなるといいですね。

  4. こたちゃん、お気の毒でしたね。
    でも、きっとしばらくしたら、歯がなくたって
    いつもの笑顔を見せてくれますよ。
    わんちゃんは賢いから、またその状況で楽しめる遊びを
    見つけてくれるはずです!!
    そんなにご自身を責めないでください。
    早く痛みが取り除けて、元気になってくれますように。

  5. こたろうは、こたろう。
    そうだよ。あるじさん。^-^
    根本的な大事な大切なものは何も変わらない^-^
    安心できるお医者さまに出会えてよかった。
    そして、迷うことなく今後が決まってよかった。
    すべては、健やかなこたろうの毎日のために。^-^
    あるじさん、あるじさんは本当にすごいと思う。
    こたろうがあるじさんのワンコで本当に良かったと思うし、こたろうがそれを物語ってる。幸せだよーって^-^
    今日も当たり前の幸せを。もらってあげて。
    そうやってまた毎日繰り返して^-^

  6. あるじさん、お久しぶりです。
    いろんな意見、専門家や素人、飼い主等々・・・あると思いますが、やっぱり一緒に生活をしているあるじさんの決定した結果でいいと思います。
    こたろうくんは、あるじさんと一緒にいられるだけで幸せなんだと思います。
    あるじさんのこたろうくんを思う気持ち、ひしひしと感じられました。
    はやくこたろうくんがいつもの元気を取り戻しますように。
    二人とも頑張って☆

  7. はじめまして。 毎回楽しく拝見させて頂いてます。
    あるじさんの気持すごくよくわかります。
    こちらは12才、女の子のダックスです。
    かかりつけの獣医さんで過去2回歯石除去をしてもらいましたが
    一向に歯の調子がよくならず、異臭とかなりの痛みのせいで
    ひきこもりの性格にまでなってしまいました。
    獣医さんでは、とにかく歯磨きをと言われましたが
    歯ブラシを口に入れることもできない状態でした。
    そんな時、セカンドオピニオンのつもりで他の獣医さんの所へ
    診察に行ったところ、歯周病がかなりすすんでいて
    一部鼻につながってしまってるところもある状態だと言われました。
    このまま歯を残しておいて、痛い思いをさすのか
    抜歯して痛みを取って楽にさせてあげるのがいいのか
    よく考えてくださいと言われ、納得できました。
    12歳という高齢のため自前検査をしっかりして頂き、
    先生の判断で歯周病にかかっていない前歯と犬歯のみを
    残して全て抜歯して頂きました。
    抜いて頂いた歯をいただいたのですが、それはもうヒドイもんです。
    今までホントにごめんなさい、という気持で涙がとまりませんでした。。。。。
    ワンコは歯がなくても大丈夫!
    1か月たった今ではホントに元気になり
    小さなぬいぐるみをどうにかくわえて楽しく遊んでます。
    あるじさん、こたろうちゃん がんばれ!

  8. こんにちは。
    セカンドオピニオン受けてよかったですね。
    大手術になりそうですけど、
    こたろう君が楽しくお散歩して、あるじ様の傍でゆったりと寛げる日が早くきますように。

  9. 途中で間違えてSUBMIT押してしまいました。
    続きだけ・・・
    段ボファイトができずに横に寄り添っている姿がぁぁぁ
    頭をなでなでしてあげたくなりますね。
    牛宿から出てこない状態よりは良いのかもしれないと
    勝手に納得しています。
    セカンドオピニオンの結果を持って
    いつものかかりつけの先生と改めてお話をされるんですよね。
    いざ手術となったら、あまり日をおかずに予約が取れるといいですね。
    こたろう君はあるじ様と一緒に日々を過ごしてとても幸せなんですよ。
    だからこそ、こたろう君の写真に我々は癒されているんです。
    うまくいきますよ。ファイト!

  10. あるじさんがこたちゃんの事を考えだした答えならそれが正解だと思います。
    歯や歯茎の痛みは、私も経験したけど我慢できない。
    歯がなくなっても、痛みを取り除けるならそれはそれは、良いことです。
    去年7歳で迎えた我が家の繁殖引退犬が歯の根元の歯茎・歯肉が
    やせ細り歯の根元が結構出ているんです。
    避妊手術の時に、歯石取り&抜歯をしたけど、今じゃまた汚れお口も臭い・・・
    このまま、歯肉がやせ細り続けたら、歯はもうダメかな。
    子供を産むって事がこんなに体に影響あることを少しは考えてほしいです。
    話はそれましたが、どうかこたちゃんが健やかに過ごせる日が戻りますように!

  11. あるじさん こたろうくん こんばんは♪
    人間でも歯や歯茎の痛みはかなりのものです。あまりの痛さに眠れず
    イライラしたり…。こたろうくんも今その状態なのかと思うと耐えられ
    ません。1日でも早くそんな痛みをとってあげたいですよね。
    皆さんのコメント読みながら涙がでました。
    こたろうくんにはあるじさんがいつも一緒にいてくれるから大丈夫だよ!!
    そして全国のこたファンが毎日祈ってるから!!
    これからが大変だと思いますが、あるじさんも頑張って下さいね。
    お身体もお大事にして下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。