メールを確認するために立ち止まった。
広めの歩道の端っこで通りに背を向けて
携帯の画面を見ていたら人が近寄ってくる気配。
気づけばものすごく近くで、あきらかに人の顔を
覗き込んでいる感じ。
声はかからないものの、あまりの近距離感が気になり、
道でも聞きたいのかと、顔を上げてみると
会社帰り風40・50代らしきスーツ姿の男性が
無言でまじまじとこちらの顔を見ている。
知らん顔だなぁ。誰かと間違えて近づいたのか？
それにしてもなんなんだこの間は。
「待ち合わせしてる人ですか？」
マチアワセシテル？ヒトデスカ？
まちあわせ…してるひと…ですか？
はて？
あぁ！（なるほど！）
『違いますよー』と答えてみた。
—————————無言—————————
（ええから早よ、よそ探せっ）と
心の声を発しながら離れて行くのを待つ…。
おっさん動かない。しかも近い。
—————————無言—————————
「待ち合わせしてる人？じゃない？」（くどいっ！）
みなさん、もうお分かりですよね。
もう一度言ってみます。「ち・が・い・ま・すっ」
このおっさん始終開いた携帯にぎりしめて、
画面と人の顔交互に見てるんです。
出会い系サイトで見知らぬ女と約束でもしたんでしょう。
で、こいつだろうと思い込んで声をかけて見たものの
いざ顔を見たら、違いますよとシラを切りやがった
と思い込んでる顔なんです。
「いやアンタなはずだ。今顔見てから判断したんだろう」
とでも言いたいんでしょうね。（相当くだらねぇ）
本当にこんなことしてる人間おんねんなぁ〜。
必死やなぁ。しょーもな……。
勘違いも甚だしい上に、
威圧的で感じの悪いおっさんだったので、
もう少しからかってダメージを与えてやりたいところでしたが、
予定があったので、なかなか離れてくれないおっさんを
そこで置き去りにしてきました。
おっさんのその後を見届けたかった気もするのですが…。
さて皆様、今日は非常に口が悪くなってしまいすみませんでした。
珍しく、特別嫌いなタイプの人だったので、つい。
一目惚れの真逆の印象というかなんと言うか。
さぁでは気を取り直して「雨の日のこたろう」を
4コマ続けてどうぞ。
↓ぽち↓ ↓ぽち↓
1日1回どうもありがとう。