わかったわかった、ちょっと待ってて。
洗濯もん干しちゃうから。
洗濯もん干しちゃうから。
洗濯物を干し終えて振り向くと、
窓際にはあいつ、足元にはこいつ。
ハイよ、ぽーーーい。
(こ)テッテケテー
窓際にはあいつ、足元にはこいつ。
ハイよ、ぽーーーい。
(こ)テッテケテー
投げてほしいなら、そこ置かんと
渡しに来ーな、まったく。
はいよ、ほーれ。
(こ)テッテケテッテケテー
渡しに来ーな、まったく。
はいよ、ほーれ。
(こ)テッテケテッテケテー
うん、だから。
あるじの手に渡しに来いって。
そぉーっら。
(こ)テッテケテッテケテッテケテー
あるじの手に渡しに来いって。
そぉーっら。
(こ)テッテケテッテケテッテケテー
まいっかちゃうで、こたろう。
「拾わせる」んじゃなくて「あるじに渡す」、
せめて「渡そうとする」のがこの遊びの
最低限のルールってもんちゃうか。
てえぇーーーいっ。
(こ)ステテケテケテー
「拾わせる」んじゃなくて「あるじに渡す」、
せめて「渡そうとする」のがこの遊びの
最低限のルールってもんちゃうか。
てえぇーーーいっ。
(こ)ステテケテケテー
はいはい、そーね。
楽しいねー。無視やな…。
楽しいねー。無視やな…。
投げるアイテムは日々変われど、
こうしてこたろうのペースに合わせて
ちょっと段取りの悪い「朝の日課」に
毎日つきあっています。
そして、あるじの朝食タイムが削られて、
今日ももう仕事の時間…。
こたろうに飽きられ放置されためでたい君。
なにやら切な気な顔で
こっちを見てる(ような気になる…)
そうだね、されるがままだね。
お互い苦労が絶えないね。
今日はあるじも王子の仰せのままに
つき合ってたから朝メシ抜きだよ。
ごめんよ、めでたい君。
明日も懲りずにつき合ってやってな。
よろしくな。