今日我が家で虫を発見。
真っ黒な例の”アレ”が出たのかと
一瞬フリーズしたが
この部屋でアイツを見たことは一度もない。
絶対に出ないと信じているし、
出会ってしまっても勝てる自信はサッパリない。
おそるおそる近づいてみる。
微妙……。ゴキではない模様。
だいぶ小さいし、体も長い。
足も多い気が。ツノある?羽ない?
なんのこっちゃわからない。
つまり…あまりの恐怖にひるみ過ぎて
ろくに凝視できなかったのだ。
とにもかくにもこのままでは怖すぎて
生きた心地がしない。戦わなければっ。
というわけで、ゴキジェット片手に
ゴキ風ゴキでなさそうな虫と大格闘。
な、なんとか勝利。
さて、この後が問題だ。
ぴくりとも動かない10×3mm程度の黒い物体を
遠巻きに見つめること数分。
さぁ、覚悟を決めるのだ、自分。
そうだ、このまま放置してどうする!
でも…やはりティッシュをかぶせて見て見ぬ振りを…。
いやいや、忘れた頃にティッシュが風に吹き飛ばされ、
ヤツの死骸がそこになかったらどうする。
身の毛もよだつ話だ。
そもそもティッシュをかぶせに行くこと自体がこあい。
ほうきか!?ちりとりか!手づかみかぁーー
うひょーーーがんばれ、わし!
と、あるじがあきれる程ひとりよがりな
心のバトルを繰り広げている間
こたろうさんは…
我関せず。
いや、気のせいか若干口角があがっている。
そう。そうか、わらっているわけだな。あるじを。
しかも鼻でな。かつ、上から目線でな。
むか。
いーや、ずぇんずぇん。
緊張感バリバリ。
めっさ応援してんで、あるじ。頑張りよし。
という態度では、ないな。
獲物とは。野生とは。本能とは……。
犬よ。おまえが戦いたまえ。