衆院選挙の整理券が届いた。

これまで選挙と言えば、
こたろうとKちゃんの散歩を兼ねた
投票デートと決まっていたけれど、
今回からはひとりだ。

隣町に引っ越しをして、
投票所も変わったから
どのみちひとりだった訳だけど。

なんだかしょんぼり。

今日も買い出しから帰って
中身をイチイチ確認する検閲官が
ぴよぴよしてくれないことに
ちょっとしょんぼり。

土曜に邪魔されながら新聞を広げる楽しみも
晴れの日曜に早めに河原に向かう習慣も
今ではすっかりなくなった。

はぁ、しょんぼり。

どうしたことかな。
この週末はなんだか深めにこたロス。

 

だけど、この部屋はいいんだ。

買い出しから帰った時の温度計。
1月上旬並みの寒さと言われる日でも
暖房なしでこの室温。

あーでも湿度は低いねー。
カッラカラだねー。
急げ急げ。加湿加湿。

さぁ、こんな日は掃除だ。
もう夕方だけど、
スタミナストロングしよーっと。

おまけ。最近のこたメシ。

全部無名メシ。強いて名づけるならば、
白菜のコンソメミルク煮。
カレークリームパスタ。
肉もどき（大豆の唐揚）のうま煮。
と、差し入れの最中とどら焼き。

でした。

　

 

本日2014年11月21日は
こたろうの百か日という日だそう。

あたしはもう100日も
こたろうに会えてないんだな。

まだ気づくと毎日毎日ぽやっとしながら、
こたろうが居ないこたろうが居ないって
声に出さないところでつぶやいてる。

百か日という日にどんな意味があるのか
あたしにはよく分からないけど、
それ自体に意味なんかないのかもね。

ただこうやって1日1日数えながら、
ところどころに目印置いて、
さぁ今日は存分に想いを馳せましょう。

しっかりこたろうのこと思い出して
泣きましょう笑いましょうって、
そういう日なのかな。

というわけで今日はどっぶりこたロスデー。

いつも勝手に公開させてもらって
申し訳ないんだけど、
やっぱり嬉しかったので出しちゃう。

こたろうを血管肉腫から救ってくれた
大阪の先生のお言葉。

こたろうとの別れを知らせたあとに
いただいたものです。
（あたしの本名はあるじに打ち変えてます）

ー▼ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あれからもう6年ですか。
ただ感覚としてはまだ6年という感じです。
それほどあるじさんとこたろう君のことは覚えています。

（中略）

血管肉腫だからと100％絶望的になる事はないと
あるじさんとこたろう君に希望を頂きました。

そして、こたろう君もあるじさんに世話してもらい
一緒に過ごして、幸せでだったでしょう。

きっと「ありがとう」と感謝していますよ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー▲ー

そうだったそうだった。

最初は遠くに住む家族に向けた
あるこた通信だったこた♂ろぐ。

血管肉腫になってからは
こたろうの生きた記録を残すこと。

宣告された余命を越えてからは
同じ思いをされているご家族に向けたエール。

今健康な子と暮らす人、
これから迎える人に向けた
感謝と覚悟と義務と責任。

いろんな思いを詰め込んで、
続けてきたのだった。

こたろうが居なくなって
こた♂ろぐの更新が苦しくなって、
だけどなんだか離れがたくって。

あたしは自分でブログをしてるけど、
あまりよそ様のブログを見ない。

積極的に見に行く先が2・3と、
たまに様子を伺いにいく先が
いくつかといった具合。

その積極的のうちのおひと方から
こた♂ろぐにいただいたコメント。

ー▼ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

がんばったね、こたさん。
お疲れさまでした、あるじさん。

ワンコっていいぜ！ってことを
こたさんはたくさんの人に教えてくれました。

そしてワンコと暮らすっていいぜ！ってことを
あるじさんはたくさんの人に教えてくれました。

本当にありがとう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー▲ー

こたろうが生きた意味、
あたしがこた♂ろぐを続けた意味、
あたし好みの小気味よさで、
その全部を総括してくれた言葉でした。

誰かのどこかになにかちょっとでも
いい影響があったらいいなと思っていたけど、
いざ終えてみたら、そういう思いを
汲んでくれた人はたっくさんいました。

当時すごい数のコメントをいただいたけど、
承認しながら毎日泣いたけど、
やっぱりあたしはどこかぼんやりしていて、
みんなの声が流れ出てしまっていた気がする。

ちゃんと全部しっかり噛み締めないとって、
すごくやり残した感じがしてる。

またなにかの折りにみんなのコメントを
読みに戻って熟読して咀嚼して
ちゃんとごっくんしようと思っています。

泣きはらしてえげつない顔になるから、
日は選ばなくちゃいけないけれど。

こたろうの笑顔だけ楽しんだ人、
こたろうの苦も楽も見届けた人、
こたろうが居なくなってから知った人、
あるろぐから初めて飛んだ人、
みんなどうもありがとう。

ぽろぽろとこた♂ろぐの方にも
コメントいただいたりしています。
そちらもどうもありがとう。

こたろうの百か日にポチ。

　

プリケツを守ってたスカルのおパンツ。
履かせはしなかったけど、
とらじと牛君に頼んで持たせたやつです。

 

自分の中がこたろうでいっぱいになると
あたしはいちいちベランダに出て
空を見上げている。

青空だったり月夜だったりするのが
いいけれど、どよどよの曇天でも
やっぱり毎日そうしている。

もちろんそれは次の世のイメージが
星だ虹だ天だ羽だなんだと
空につながるキーワードに
縛られているせいもあると思う。

だけど自分が子供の頃に亡くなった
祖父母や叔母を想う時にはしなかった。
その場でじっと思い出すだけだった。

あたしは空を見上げるようになった
タイミングをハッキリ覚えている。

そこそこ長く生きていると
もう二度と会うことのできない
友人・知人・顔見知りが増える。

老衰、病死、事件、事故、自死、被災、
順番を守って逝く人、逝かない人、
大往生だったと笑顔で見送られる人、
生きたいのに生きられず惜しまれる人、
突然居なくなって穴を開けていく人、
いろんな別れがあった。

中でも友人Ｔの死は衝撃だった。

近いうちに会おうやと言って
何度も電話のやり取りをしていたのに
実現しないうちにいなくなった。

Ｔさんは当時ハマりにハマっていた
スカイダイブのパラシュート事故で逝った。

システムはよくわからないけど、
機材は自前じゃなく、1日数回飛ぶ度に
違うパラシュートがまわってくるそうで、
あの日も1本目で自分が整備し終えたのとは
違うのを背負って2本目を飛んだらしい。

それまで空を飛ぶ楽しさを何度も何度も
熱く語られてきたし、自分のやることに
後でケチをつけるような人ではなかったので、
その当時（ご家族には申し訳ないけど）
Ｔさんきっと本望だって言ってる。と思った。

やべ！おいマジか！？ってなって、
だけど結局受け入れて覚悟して
Ｔさんらしくかっこいい心構えで
逝ったんじゃないかと思っている。

その日その時間あたしはたまたま
浜の公園でゴロゴロ過ごしていて、
大の字になって青空を見上げてた。

昼寝をするためだったけど、
ひどい胸騒ぎでちっとも眠れなくて
ものすごくザワザワした気持ちで
飛行機とか数えてた。

あたしはＴさんが空で亡くなってから、
空を見上げるようになってる。

今あたしの上空はこたろうばっかりになってるけど、
昨日ふと「嗚呼これってＴさんキッカケだわ」って
思い出して、これを書いてる。

結構年が離れてた気がするけど、
いくつだったか思い出せない。
でもとっくにあたし追い抜いてるなぁ。

Ｔさんにもらった形見はうちにいくつもある。
こたろうもあれこれ見覚えがあるはず。

こたろう。
そっちでＴさん見つけて絡みな。
マジで超いいにーちゃんだから。

 

　

すみません。
少々重たいネタになっちゃった。

 

こたろうが食べていたもの。
こたろうが飲んでいたもの。
こたろうが使っていたもの。
こたろうが着ていたもの。

こむぎやお仲間ワンコさんに
あれこれ引き受けてもらって、
たぶんこれが最後から2番目の形見分け。

こたケアの水もの達。

ペット用消臭剤とイヤークリーナー。
実家から引き上げた置きシャンプー
あるこたお気に入りのアロマフォーム。
それが終売になってしまって
新たに導入した我が家用シャンプー。

そういやここではフルのこたシャンは
1回しかしてやれなかったなー。

うーなんか、あかん。

この時期のこたろうは泣ける。

こたシャン達と引き換えに
またもや差し入れてもらったお弁当。
なんとデザートまでついてる。

しかしいつも素敵なおべんとだなぁ。

見て。ちっさな3色団子。
かわい。そしておいし。

こたメシはもちろん
おべんとのお裾分け。

 

　

最後のひとつは新調した
ベストハーネス。の予定。

 

丁寧に暮らしてる。

あるろぐを始めてから
いただくようになった言葉。

こた♂ろぐ時代には
一度も言われたことはない。

そう。ちょっとそうしてみてる。

とにかくあたしはこたろうだけが大切で、
こたろうにだけは寛大で、
こたろうが楽しいなら何をしてもされても
面倒に思わなかった。

自分のはエサなのに、←料理とは呼べない。
こたろうのはごはん。

自己管理はいい加減なのに、
こたろうのケアは慎重。

自分のことには興味ないけど、
こたろうの記録は綿密。

自分が後始末することになるけど、
こたろうは思いっきり汚してよし。

自分の生き方は大雑把だけど、
こたろうの生き様だけはできる限りを。

こたろうのことが好き過ぎた。
それ以外は全部手抜きだった。

時間がない。やる気がない。
面倒くさい。まぁいいか。
あとで。そのうち。もういいや。
そうやってずっと雑に生きてきた。

これからはこたろうに出来たことを
自分にも試すことにする。

少し丁寧に生きる。そこを目指す。

その一歩が最近の暮らし方。

あたしは衣食住の住にしか興味がなくて、
お給料の大半は住居費とこたろうとで
消えていく生活だったけど、
これからはほぼ住環境整備費になるのかな。
（あ、老後の備えとかも必要なのかな？）

やってみなけりゃわからないってとこに
手を出すのはまだまだ無理だけど、
やればできることが分かっているのに
して来なかったこと。

サボり続けてきた日常の小さな事から
攻めてみようと思う。

そのひとつが先日の
こたシャツや植物の移住作業。

これまではヨイショ・ハイ・ドンで
ささっと済ませていた作業に、
まずじっくり時間をかけることから
自分を慣していこうと思っている。

次がこたろうの終の住処だと、
そこではもっと心豊かに暮らすのだと、
部屋を探し始める時から決めていたことなので、
やれるとこまでやってみよう。

あとは縁ある物を大事にすること。

トイレの屋根だった旧こたラックは今、
専用のインナーボックスによって
食器棚に変身している。

そして旧PCラックはレンジ台に。
仲良く暮らしてる。

ひとりでも、きっと楽しみます。

　

てなわけで、ひとり暮らしカテゴリー
ってところにも分散させてみました。