ヤマトさんがでかい荷物を届けに来ました。
なになに?これなーに?
でかいね。食える?
食えないよ。こたろう。
これはね、我が家にはなかった姿見だよ。
これはね、我が家にはなかった姿見だよ。
「女が暮らす家に鏡がない?はぁっ?」ってね、
皆にあきれられてたからね。
「あんたちょっとは身なり気にしな」ってね。
怒られたりしてね。
上も下も靴もばらんばらんだったりしてね。
あまりの無頓着さに「はぁぁ〜」ってね。
ため息つかれちゃったりしてね。
さすがにまずいのかなって思ったりしてね。
この度購入してみたんだよ。全身鏡。
でもね、映った自分のボロっちさが衝撃的でね。
しまってみたよ。鏡。
もう?
そう、もう。
クローゼットの扉の裏に貼ることに決定したの。
言い訳としてはね
倒れたりしたらこたろうが危ないから。とか、
フィルムミラーだからこたろうが傷つけると困るから。とか、
いずれにしても君にこじつけようと思ってるの。
いやぁそれにしてもリアルだ。
我ながらショッキングだった。
家中に鏡を置いて現実を見つめながら
ボディメイクをしている
と言っていた知り合いの言葉がよぎる。
自分は現実逃避派だと確信したよ。
せざるを得なかったって言うのかな。
えへへ。