ちょっと出かけてくるな。
凪は留守番な。
いってきます。
きゅーきゅーわっしょい。
おかえりの舞いが終わったところ。
散髪してきた。
こたろう(先代犬)は
違いのわかる男だったので、
極端に毛量を変えて戻ると
一瞬ひるんでくれたりしたけれど、
凪は帰ってくるのが
あたしでさえあればいいので、
細かいことはどうでもいいというか
気づきもしない。
いつも通り夢中で迎えてくれた。
そもそも元をあまり覚えていないと思う。
このタイプはモノを目でみないのだ。
視覚に頼らず生きている上に、
鼻もたいして効かない。
帰宅時のスンスン攻撃とかほぼない。
凪はいろいろ足りぬ風味で生きているので
老いた時の不足などこわくなさそう。
よしよし、この調子で生きましょう。
しょぼんとなって
うきゃーとなって
褒美をもらって
ようやく落ち着いた。
よい1日だった。