アジソン病の症状が出ているのに
エアコンクリーニングなんか
始まっちゃって大丈夫かな。
ストレスになりやしないかな。
玄関から廊下までは
誰だー誰だーって言ってたけど、
それきりだった。
サクサク作業を進めるお二方の間を
行ったり来たりしながら過ごす。
洗浄用に汲んだコンテナの水を
がぶ飲みして蓋されるの巻。
ただの水道水だけど、今はダメ。
放っておいたら底なしに飲みよる。
手を差し出されてドン引きしてたけど、
作業に集中さえしていればこの通り。
凪にもちゃんと好奇心あったあった。
くるくる歩き回ってみたり。
ぱたっと飽きてみたり。
まずまずマイペースに
過ごせてたようでホッとした。
アジソンにとっては楽しさすらも
ストレスになる可能性あるからね。
喜怒哀楽のすべてがリスク。
まさか喜楽まで躊躇させる病が
存在するなんてねぇ。
本体洗浄担当のおにーさんも
カバー洗浄担当のおにーさんも
ちょうどいい距離をとりながら
凪をそっと気にかけてくれて
終始優しかった。
帰るのー？
先にこれを片付けてきます。
また来ます。
みたいな感じかな。
凪、なんかうまくやってんな。
一緒に出て行こうとする気配が
全くないところがよい。
ベランダに出られないほどの
高所嫌いで開放廊下は苦手。
理由がダサいけど安心。
エアコンの風も清々しくなって
めでたしめでたし。