腹ごなしのための全力散歩。
いつも来ているコースを少し外れたら
こじんまりと桜まつりが開催されていた。
遠目に桜がたくさんあるなくらいには
思っていたけど、こんなに本格的な
桜スポットだとは知らなかった。
このあたりのエリアは学生時代に
原チャリで通り抜けるだけの縁しか
なかったので、ほとんど土地勘もなく。
ゆっくり歩くようになったのは
散歩距離の長い凪が来てから。
ちょっとした公園のようになっていて、
東屋、お手洗い、自販機などがあるだけでも
散歩の目的地としてはとてもありがたい。
母ですらこれまで知らずにいたらしい。
えー、知らなかった、もったいない。
これからはここ来よう。
発見はっけーん♪と喜んでいた。
小さな展望台らしき建造物からは
ちょうど目の高さで桜を楽しめて、
ちょっと素敵な親切設計。
凪にも背負わせてみる。
だけどやっぱり本人上の空で
イマイチな仕上がり。
前日のリベンジならず。
そしていつもの水辺コースに戻り、
相変わらずファインダーも覗かずに
なんとなく撮った写真が、
今季最高の「桜と犬」になるのだった。
タイトル変えたら、
ただの笑顔の放尿タイムだけれども。
そして、帰宅した今になってなぜか、
サクラの色をうまく拾うための
桜モードなる装備を思い出す。
遅い、遅すぎるよ、わし。
来季もきっと絶対忘れるよ、わし。