はぁー凪子が今日も
とびきりかわいい。
そう声に出しながら
気持ちを落ち着かせ、
自分を抑える。
ぎゅうぎゅうな時に
いろいろ重なって
ピリピリしてくると
どうも悪い気を集めてしまい、
さらにイラっとくる
アクシデントなんかが
起こったりする。
いちいち悲観的になったり、
攻撃的になったり、
自分でも疲れる。
むぅーーー。
この感情をいったいどこにぃーー。
そんな瞬間はどんなに優しい言葉も
労りの気持ちも邪魔なだけ。（←すでに攻撃的）
しかし、この我関せずな
モフモフの存在は偉大だ。
屈託なく大あくびをかまされても、
ちっとも腹が立たない。
まるで興味のない顔で
寝落ちされるけど、
むしろそうかーそうかぁーと
口元が緩む。
仕事でもプライベートでも
心がザワつく度に
うおー凪子ーーーと言って、
脇の下のやらかいとこを
ニキニキさせてもらっている。
いつもどうもありがとう。
あたしをくい止めてくれてありがとう。
こたろうと凪がいなかったら、
あたしはもっともっともーっと
ヒステリックで嫌な女だったと思うよ。
あたしの黒さはふたりの力で
すこーし浄化されている気がする。
聞いてないね。
そうだね。眠いね。
あたしも仕事に戻るよ。
おやすみね。
またね。
こーたーろーーーーー。
あたしがんばるー。
あらら？
ひゃー、雨降り出してきたー。
凪ーごめーん。今日雨だー。
お散歩ナッシングな凪にポチありがとう。
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