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磨け。

なぎろぐ 凪

朝ごはんは広いところで食べるけど、
食後の乳酸菌パウダーは角っこで。

凪の歯を一生守るために、
お口の環境を整えてます。

 

凪は器舐めのスキルが
相変わらず下の下なので、
少しでも集中できるように
壁にヘルプをお願いしているの。

 

次々なにか出てくる実家だと
気持ちが先に行くもんだから
ボウル磨きもそりゃあ雑で、
もったいないオバケが出るレベル。

そんな時はこむぎ姐さんがそろーっと
後始末してくれたりするんだけど、
うちでは残さず食べ切る習慣づけを。

 

そもそもうちはあたしが粗食で、
おこぼれも少ないもんだから、
それなりに粘ってるつもりみたいだけど、
なんせ凪はそれはなにかの冗談かってほど
眼も鼻も効かないもんでね。

 

ほら、ここ残ってる。
えーないないー。
あるっ。
どれー?どこー?
・・・
あーほんとだーあたー。
あたねー、もぐもぐ。

 

大好物の晩の歯磨きガムもね、

あれー、もちょっとあったと
思ったけどなーおかしーなー
ないなーないなーみたいな顔して
佇んでいるわけですよ。

そんな時はたいがい踏むか踏まんか
ギリギリの足元に置いてあるか、
胸毛にぶら下げてるかのどっちか。

 

そんなゆるいやり取りを
毎朝毎晩やってます。

微笑まし過ぎるわ。

 

さて。おまいはもう
完全に脱力タイムだが、
あたしはまさにここからだ。

 

さぁ、のけ。

まずは掃除だ。
そして仕事だ。

 

鈍臭さが長所の凪にポチありがとう。

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