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トマト。

なぎろぐ 凪

昨日の話。とても小さい話。

夕方の散歩前に近所のスーパーに
買い出しに行ったのです。

日常の食材を買いにね。

 

我が家の置いてけぼりさんが
どーなってるかと急いで帰って、
ふんぬふんぬ言ってる凪をなだめながら、
食材達をながらで所定の位置に格納。

ハイハイ悪かった悪かった。
じゃーほら散歩行こう、散歩。

 

ちょっとぬるめの空気に
夏の終わりみたいな雲。

ご機嫌で夕暮れ散歩から帰って、
さて次は晩ごはんの支度。

 

仕上げの彩りにミニトマト。

ミニ?トマト?あれ?
あれあれあれ?
おやおやおや?

今日買ったはずの
トマトがおらん。

おおーい、
アイコさーんアイコさーん?

 

本気でおらんわ。

レシート見てみよ。
うん、買ってるな。

こりゃあれか。
忘れて来たってことか?

 

まぁ無理だろうと思いながら、
手にしたレシートの番号に電話。

つかぬことをお伺いしますが、
本日トマトの忘れ物は?

お調べします。

 

お待たせしました。

298円のミニトマトの
お届けが確認出来ました。

それですぅー。

本日15:35黒いパッケージの
アイコトマトでお間違いないですか。

それですそれですぅー。

本日お受け取りでしたら、
在庫確認して参ります。

 

在庫確保できましたということで、
即引き取りに。

「ケチな話に手間とらせてすんませーん」
「トマト高いもんねー。298円大事よー」
とベテランさんが笑顔で応対してくれた。

すごいねー。
スーパーの管理とサービス
あなどれないねー。

 

客もスタッフも全員無言&無表情が
当たり前の冷めた印象だったけど、
いやいや、捨てたもんじゃないなー。

たかだか298円のトマト事だけど、
なんかちょっとあったまったさー。

 

主役が蚊帳の外話にポチありがとう。

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