凪、ちょっと来てみ。見てみ。
嗅いでみ。かじってみ。
おまいがもろてんで。
フィルム外さんとわからんか。
ちょっと待ってな。
ほれ。
結構しっかりレザー臭香るけど、
なんだか全然ピンと来ていない様子。
渡してみると一応いつも通り
抱え込みたい時の定位置に向かうものの、
鼻汁スタンプがてらガン見するばかり。
やっぱりイマイチ用途がわからんらしい。
そうか。ちょっと貸してみ。ほれーい。
放れば急いで拾いに行くし、
ちゃんと欲しがりはするんだな。
凪。土下座しても出て来んよ。
今日のところはただ傍に置くという
不思議な気に入り方で初絡み終了。
嬉々として笑顔で噛み噛みなんて
都合のいい期待には応えない、
いや、期待自体に気づかないのが凪。
気が利かないというか、
空気を読まないというか、
そういう鈍感で媚びない対応が
凪の格好いいところ。
こたろうの真逆を向いた、自由。
笑顔の進展はまた次の機会に。
初対面は控えめな凪にポチありがとう。
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