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当時の話。

なぎろぐ 凪

なぎろぐ 凪

むむむ、なにかが違う。

そうね、他人行儀で無表情ね。

さすがに昨日はがんばっちゃったけど、
このところ無茶苦茶に忙しくて、
凪を撮る余裕がまったくないのです。

なので今日はちょっと古い写真たちで
お迎え当初を振り返ってみようかと。

晩にお届けいただいてからまだ半日後くらい。

ド緊張でろくろく休むこともできない。
でもものすっごく疲れているはず。

センターから搬出される日の写真見たら
大捕り物状態だったのがわかる。

カラーやハーネス着けられるだけでも
相当抵抗したんだろうなぁ。

たぶんその直後あたりの顔
(ページ一番下に載っています)

センターの床と同じように新聞紙でも
敷いておけばよかったのかも知れないけど、
もうここはセンターじゃないしね。

家庭ではこういうものがあるんだよと
あちこちにシッコシーツを置いておく。

好きに放尿する度にそれをシーツで吸って、
ほらね。こうして使うの。便利でしょ。と見せる。

するとまぁ、なんてこったい。

5回目にして成功だよ。

静かにほめてそっとおやつを渡したら、
初日から成功率うなぎのぼりだよ。

8回目まで連続成功だよ。すごいすごい。
(9回目はとんでもない粗相だったが)

実際トイレのしつけは全くしてないようなもんだ。
勘のいい凪が勝手に飲み込んでくれた。

そういやしばらくベランダすら出られなかったなぁ。

センターではみんなとの散歩やランを拒否して
ずっと格子の中で座っていたそう。

日にも風にも当たることなく、
ひと回りで終わる狭ーいスペースで
なに考えて過ごしていたかなぁ。

あたしが見学した日も他の子に吠えられてて、
だけど無言で困った顔するばかりで、
なんとも言えない反応してた。

女子部屋なんかみんなワーキャーしてんのに、
凪は同居の子たちとコミュニケーション
とれてる感じ皆無だったもんなぁ。

そしてこれ、何度見ても切ない。

疲れて眠くてどうしようもないのに
緊張で気が抜けない。

早く仕事を切り上げてひとりにさせてあげたいけど、
なにせ仕事があるもんで。残業長いもんで。

深夜にリビングの電気が消されて、
あたしが扉の向こうに消えてやっと
楽になれてたんじゃないかなー。

でも寝たら寝たで、夜中に悲鳴が聞こえてくんのよ。
悪夢見てパニックになって暴れてんの。

はぁ、切ない切ない。

で、それがどうよ。

今となってはこれよ。

素敵すぎよ。

 

凪の成長にポチありがとう。

 

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