毎年、狂犬病の予防接種のことに触れると
非公開コメントを複数いただきます。
今年もアジソン病との兼ね合いを
心配してくださる方がいたのでそのお話を。
先代犬こたろうは薬の選択が
ちょいと難しい体質だった上に、
眼やら甲状腺やらに疾患もあり、
血管肉腫という大病をもったこともあって、
狂犬病の注射は受けさせたことがありません。
(最初の飼い主さんの時のことは知りません)
凪もフィラリア症かつ鞭虫症と
血管内も腸内も虫まみれの状態で迎えて
薬三昧の生活からスタートしたので、
狂犬病の注射についてもお伺いをたてたけど、
薬の組み合わせに問題はないとのことでした。
その後アジソン病を発症して
これまた薬まみれの一生が確定してしまい
複数(3箇所)の獣医師に相談したけど、
揃って薬同士の干渉はないとの判断でした。
アジソン病(副腎不全)は
体内で分泌できなくなったホルモンの
不足分を薬で補うだけの治療なので、
投薬管理でバランスさえ整えられれば
健常の子とおんなじです。
凪は整腸剤にしても抗生物質にしても
ホルモン補充薬にしても
とにかく薬に対する反応がよくて
ハッキリした副作用も出たことがないので、
そういった点も考慮してのことです。
ただ日本の狂犬病の発症率から考えても
個人的には正直その必要性を感じていないし、
接種リスクがゼロではないことからも
無理して打つことはないと思っています。
獣医さんたちも持病がある子に対しては
みなさんそのように言ってくれます。
凪は形ばかりだけど一応保護団体を
経由して引き出してもらった子なので、
契約上屋外ではダブルリードがお約束です。
(カラーとハーネスの併用)
オフリードで他犬と交流できる機会は
ドッグランの中くらいですから、
一族のみんなで集まろうとなると
会場によっては狂犬病とワクチンの証明
(もしくは猶予証明書)が必須です。
そんなこんなでうちの場合は
「一族のみんなと交流したい」という
凪と家族とのお楽しみを天秤にかけて
注射済票の取得を選択しています。
体調に問題がある時は注射も一族会も
どっちもNGになる可能性があるし、
なにがベストかわからないけれど、
今は今の暮らしの中でのベターを
という思いでこの決断をしています。
凪のことを身内のように
心配してくださっているみなさま、
いつもありがとうございます。