うちは特にだけど、
みんな似たような落ち着きのなさで
うにゃうにゃしながらカフェにイン。
都心より数度低めなテラス席の
もっとも日向を選んで着席したら、
ゴマさんがナイスビューポイントで
ありました。
お愛想サイコーのご家族犬
フェンダーさんもいらしゃいます。
キラキラしとるよ、わーい。
ここはドッグメニューはないみたい。
その上あたしは凪の食料を
なにひとつ持って行かなかった。
ま、ランでマーさんのササミ
食べたしね。いいよね。
そうこうしてたら鹿肉ジャーキー
お裾分けしてもらいましたー。
やたー!おやっつー!
おおーう、うまそーう。
ポロポロしとるポロポロー。
もったいないおばけ出ちゃうよー。
全部拾って拾ってー。
凪はいつも手元ばかりに気を取られて
落ちたものとか全然目に入らない。
こういうとこ雑なんだよねー。
なんでもとりあえず飛びつく凪と違って、
初物に気安くお口を開けないガーラさん。
だけどこの日のお肉女子は
お初の鹿肉を「うまそうなもの」と察し、
すぐに「うまいもの」と認識を変え、
なかなかの勢いでもしゃもしゃしました。
いいねー。美味しい新体験ができたねー。
こちら偏食王子のマーさん。
いただいたお肉をふーんというお顔で
嗅ぎに寄るでもなく、ただ眺める。
普段は喜んで舐めるという生クリームを
目の前に差し出されても今はムリだって。
食が細いというより偏食さん。
メンタル弱めのデリケートさんで、
食欲が緊張を上回るハードルが高いんだね。
「エー、ウソー。アリエナーイ。
それならこちらで引き受けますよー」
これぞ目は口ほどに物を言うといった表情で
その様子をじーっと見つめるフェンダーさん。
ひうひう風に吹かれるシチュエーションも
手伝って嗚呼かわい過ぎるかわい過ぎる。
おばちゃんなんでも買ってやりたくなるわー。
そしてその向こうではゴマさんも同様に
ちっとも減らないマーさんの鹿肉を
物悲しい表情でガン見。
背後でおとーさんがニコニコ嬉しそう。
やっぱりいいなー、多頭飼育。
ハルさんのところには猫さん、
マーさんのところは鳥さんが
たくさんいるんだって。
犬猫鳥。凪はどうだろ。
誰か来たら受け入れるかな。
ひとりっ子メンタルが鍛えられるかな。
いやぁ・・その前にストレスで震えそうか。