凪はもうあたしが一緒にいなくても
母の足元に張り付くようになりました。
台所仕事が始まると耳を上げて
たかたかとここへやってきます。
料理のできない娘達に代わり、
毎食のすべてを賄っている母のそばで
仁王立ちしながらニコニコで過ごしていた
こたろうの後ろ姿が蘇ります。
あ、いかん。これだけで泣きそう。
ここへきて母応援団長のお役目は
凪がしっかり引き継いでます。
こたろうより顔の位置が近い分、
母もついついよそ見がちです。
振り向けばものすごい真顔で
テレビに釘付けなあるじ姪。
もちもちクッション、
どうやら気に入ってくれたらしい。
スティッチの耳がてらんてらんと
垂れてるとこがかわいいんです。
姪は小さい頃うちに遊びにくる度、
家中の枕やクッションを全部集めて
とにかく積み上げて帰っていった。
それを思い出してこういったチョイス。
さてさて、小腹すら減っていない
腹具合だけど、年イチの御馳走は
無理してだっていただきますよ。
うちの年中行事食は固定。
正月はおせちとお雑煮。
ひな祭りは蛤汁とお寿司。
クリスマスはケーキとチキンで、
大晦日は手巻きと年越し蕎麦。
定番なのでどうも撮り忘れることが
多いんだけど、今回はなんとか。
添えもんの粉ふき芋が
やたらいい仕事してたわー。
で、これがむぎなぎメシ。
クリスマスディナー本食用と
みんなの手から直接貰うための
おこぼれ用サブ達。
待ての顔がいつにも増して真剣だ。
野菜ばっかに見えるけど、
その下はお肉お肉お肉なのです。
こむぎ姐さんのヨシ待ちも
聞き漏らすまい感がハンパない。
こうして夕食という
最後の大仕事を終えた凪は・・・
尽きた。コトンと。
1日不眠不休だったからね。
普段寝ずに過ごし切ることなんて
ほとんどないからね。限界超え。
通路の真ん中で行き倒れて、
姪が隣でおちゃらけても
ご覧の通り尽きたまま。
ここまでみんなのこと
信用できるようになったんだなぁ。
2年前のクリスマスは名無し犬として
愛護センターの冷たい床で過ごした凪。
去年のクリパは不参加だったし、
この行事への参加は今年が初めて。
こうしてみんなと過ごすクリスマスを
凪はどう捉えているのかな。
家庭犬いいなーって感じるセンサー
持っているといいけど。
凪の初クリパにポチありがとう。
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